【第29話】※そもそもFラン大生に就活ノウハウの常識が通用するはずがなかった!編。 Fラン大学生就職活動実録

うーん・・・。 どうしたらいいのかなぁ・・・。

どうしたの?

あ、お疲れ様です。 実は、就活クラブの指導がなかなか上手くいかなくて。

え?あれって再開したの?

はい!前より小規模にはなりましたけど、 再開しましたよ!
ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです【第29話】
※このサイトの記事は【Fラン大学就職チャンネル】の動画から引用・参考にして作られています。

(メンタル強いなぁ・・)

こういう就活のハウツー本とかを参考テキストにしてるんですけど、あんまり学生の反応がよくないんですよね。 効果があるのか疑問で。

そりゃそうでしょ。

え?なんでですか?

市販の就活本なんて、大体はFランにくるような学生を想定した内容になっていないよ。

どういうことですか?

普通の基礎学力と対人能力があって、精神面に問題を抱えていない学生を前提にした内容ばかりってこと。 例えば、文章力が壊滅的な学生に 「エントリーシートでは論理的な文章を心がけましょう」 て教えたとしても、ちゃんと実行できるわけないでしょ?

あー・・。

まぁ、基礎学力はまだ何とかなる方だけどね。深刻なのは、社会で通用するような対人能力がない とか、極端にだらしないとか、 無気力とか、現実逃避癖とか、そういう問題を抱えた学生ね。 「面接では笑顔が大事」ってよく 言われるけど、 普段から笑顔一つ作ってない学生が面接でいきなり自然な笑顔なんてできるわけがない。 普段から無気力 な学生は、就活が始まっても頑張る気力が湧かない。 崖っぷちでもだらしない学生は、就活も適当にやる。 程度にもよるけど、対人能力や精神的な問題は、短期的に解決できないこと ばかり。 そういう学生にとって、就活本に書いてあるような「面接の受け答え」とか「企業の選び方」、 「自己分析の方法」なんて何十歩も先の 話なんだよね。

うーん、確かに就活ノウハウだけ教えていてもイマイチ手応えがなかったん ですよね。みんな、ただ聞いてるだけというか・・・。

学力や対人能力、精神面に何の問題もない学生なら、就活ノウハウをそのまま吸収して、短期で就活モードに 入ることができるよ。 そういう学生にはノウハウを教えるだけで十分。でも 【そうじゃない学生】には指導レベルを変えないといけない。 【そうじゃない学生】にとっては、仮に理解したとしてもできないことばかりなのが一般的な就活本や就活講座だよ。

なるほど。

もしそういう学生をどうにかしたいってなら、就活が本格化するより前から生活習慣や思考法、 精神面を指導していく必要があるよ。 でも、それってもう就活指導の領域を超えてるでしょ。 だから、俺がいつも言ってる通り、どうにかなりそうな学生だけを・・・・

なるほど。だったら、今度からは学生の精神面や生活習慣まで含めて指導していけばいいわけですね!

え!?ま、まぁ、そういう方法もあるかもしれないけど・・・。 でもさ、別に学生の就職結果に連動して俺たちの労働条件が変わるわけじゃないんだよ。 それどころか、そんなことしたら仕事が増えるし、傷つくこともあるのに。 だから、そんな根本的なところから指導するような就職課なんてどこの大学にもない でしょ。

私もこれまでいろいろな事例を見てきましたから、すべての学生をどうにか出来るとは思ってないですよ。でも、やっぱりできる範囲で学生の進路選択 に貢献したいですよ 。 Jさんは労働条件で仕事を選べって学生にいうことが多いです けど、そんな完全に割り切れない人もいると思うんですよ。 少なくとも私は、誰かの役に立ってるって実感が欲しいですから。

君も随分お人好しだね。

私の観察によると、何だかんだJさんもそういうところある と思いますよw

ノーコメント。

あ、何ならJさんも手伝っていいんですよ!

うーん、少しだけならいいよ。

えっ!?言っといて何ですけど意外な返事! それでしたら、実は今度から学生の相談所を作ろうと思っているんですけど。

相談所?

はい。 メールやtwitterで就活に関する質問や相談ができる窓口を 作ろうかと思いまして。

へぇ・・・。そうなんだ・・・。

私だけだとわから ないことも多いんで、Jさんが補佐してくださいよ。

まあ、それくらいならいいけど・・・。

あ、でもJさん、いつもみたいに言いすぎるのはダメですよ。

わかりました。

こんにちは。講師Jです。 社会人の視聴者が多いのは予想通りなんですが、高校~大学生と見受けられる 質問が過去の動画にも無視できないくらいあって、意外とそういう視聴者も 多いんだと気づきました。毎回こんな動画を見て、痛みで耳が腫れてないか心配なところ です。 この動画は毎回テーマを1つか2つくらいに絞って作っているので、ここの質問には対応 できませんでした。そこで、試験的に、動画の最後に質疑応答の時間を設け様と思います。 本編だけ見たい人は閉じちゃってくださいね。 質問内容は就職活動に関することに限ります。 収拾がつかなくなるんで。 質問は、動画の最後か、メール、ツイッターで受け付けます。動画内で返答しますので、基本的に質問内容は公開されると思ってください。 できれば、学年や大学のレベル、学部など、状況を具体的に書いてくれると返答しやすいです。 実は、この動画を作る前日にツイッター上で質問受付を開始していました。 2件だけこの場でお返事します。
Q1現役の高校生なんですが、現在大学進学を考えてます。 学科は高専に来た限り、医工学部への編入をするつもりです。 そこで質問なのですが、まだ自分は業界や職種においての知識が浅いです。 なので、そこを深く調べたいところなんですが、ネットは真偽が分からない状態での情報 ですし、友達なんて単位のことしか頭になくて自分と比べたらはぁ? ってなるくらい無知で頼りになりません。 やっぱり頑張って良い高校に入れたこともあり、その頑張りは最後までやり通すつもりです。 そこでですが、調べ方について参考にしたいです。それと、高専っていうと大学編 入への道か、そのまま就職っていう形があるんですが、ぷ主はどう考えてますか? 将来的に考えると院も視野に入れて考えようと思っているんですが・・・ ぜひ、回答お待ちしています。 質問は2つですね。
①業職種を深く調べるにはどうしたらいいのか。
これについては、まずはネットで調べます。 早くて安いからです。同じような理由ですき家や吉野家も愛用しています。 それでも分からないことがあったら、本を読んだり人に聞いたりします。 基礎的な事はこれで大体分かります。 もしそれで納得できなければ、「未解決案件」として頭に留めておきます。 おっしゃる通り、ネットの情報は不完全です。しかし、人の話や書籍だって完全な情報では ありません。完全な情報を与えてくれる媒体なんて存在しないと私は考えています。 ですから、様々な媒体から不完全な情報を集めて、自分の頭で処理し、理解することが肝心 です。 それでも分からないことがたくさん出てくると思います。 それらは、「知りたいけど今は分からないこと」として頭の隅に残しておきましょう。 なぜそんなことをする必要があるのか。 日頃から情報にアンテナを張ってる人とそうじゃない人では、一つの経験から得られる情報量が全く違うからです。 木から落ちたリンゴを見ても普通何も思いませんが、Rさんという人は重力にまで 考えが至ったらしいです。 調べた上で分からないことがあったら、それを意識しながら日常を過ごしてみてはどう でしょうか。 もし大学に行くのだとしたら、閉鎖的な過ごし方をしない限り、 様々な出会いや経験をするでしょう。 自分が住んでる町、日頃使ってる物だけでも、様々な業職種の方々が携わってると思いますよ。 今は知らないことばかりというのが正常です。大人になっても知らないことばかりです。 頼りになるかどうかは別として、お友達も正常な高専生だと思いますよ。 2つ目の質問にお答えします。 まず、高専卒の最終学歴は短大卒あたりと同じくらいの評価となります。 実際、企業の求人では大卒と高専卒を分けて募集しているケースが多いです。 初任給からして明確に区別されてます。高専卒が劣ってるとはまったく思いませんが、今の日本の就職市場は大卒が有利です。 就職を目的とした場合、大学という手段を使えるならば使った方が良いのではない でしょうか。
それでは、次の方の質問にお答えします。
Q2 Jさんはじめまして。地方の公立大学に通っている女子学生の令子と申します。 いつも動画大変参考にさせていただいております。 私は入学当初は地元で就職するつもりで地元から程遠くない大学に進学しました。 ですが、最近は東京への憧れが強くなり東京の企業を強く志望しております。 今現在は交通費や宿泊費を工面するためのバイト、自己PRや自己分析、企業・業界研究に 力を入れております。 また、冬にはバイトを辞めてインターンシップに行くことを検討しています。 そこでJさんに質問があります。 私の大学は地元出身者がほとんどで、大学のある地域に就職する人が大半です。 お世辞にも偏差値の高いとは言えない地方の公立大学の学生が首都圏で就活をすることについて どうお考えですか? 第27話では地方支店への配属はそれほど多くないとのことでしたが、 地方出身なので本社が東京でも貴方に配属されるのではないかと不安に思っています。 正直、地方特有の闘争心の低さとまったり加減に息苦しさを感じています。 首都圏はヒト・モノ・カネの流れも早く、情報もすぐに入ってくるでしょう。 地方は何もが遅く、それがとても歯がゆいです。 Jさんの意見をぜひお聞きしたいです。 よろしくお願い致します。
質問内容としては、
「地方から出てきて東京で就活することについての意見を聞きたい。」ですかね。 あと、地方出身者は結局地方に配属されるのではないか不安と。 文面を見る限り、質問者さんは地元にこだわりがないようですね。 平均賃金や企業数で東京が全国トップなのは事実なので、 地元で働く理由がないなら東京で就活した方がいいんじゃないですかね。 確かに学歴フィルターのある企業もありますけど、就職そのものに支障が出るレベルでは ありません。 気にすることはないでしょう。 ただ、隣の芝が青く見えているところもあるんじゃないでしょうか。 僕は田舎と東京のどちらでも働いてましたけど、住む場所としてみたら、東京はよくないです。 活気があるともいえますが、人は多いし、うるさいし、空気が悪いとも言えます。 住んでみてから東京が嫌になっちゃう若手社員がいるくらいです。 家賃も高いですよ。オンボロアパートでも良いって人もいますけど、女性ならオートロックのマンションとかじゃないと怖いじゃないですか。 だから、住宅手当の出るような企業じゃないと、マジで金が貯まらないです。 東京で就活すること自体は問題ないと思いますが、実際そこに住んで働くかどうかは、その価値がある労働条件や業務内容の企業に内定をもらってから判断したほうがいいでしょう。 労働条件も大して良くないし、業務内容にも魅力を感じない。 でも「所在地が東京」 ってだけで働いてしまうと、後々不幸になると思います。憧れだけで東京で働くのはオススメしません。手段と目的をハッキリさせましょう。 配属についても心配されているようですね。これは企業の方針によります。 全国に支店があるような企業の中にも、 地方の学生は地方に配属するような企業もあれば、 できる限り本人の希望に沿うような配属をする企業もあります。 個々の都合を気にせずあちこちに配属させる企業もあります。 まあ、全国転勤型の職種を選ぶならの話ですよ、転勤がなかったり、転勤地域が限定された職種もあるわけですから。 その辺も、調べたり、座談会とかで社員に聞いてみるといいでしょう。 別に嫌な顔はされないと思います。
とりあえず今回のお返事はここまでです。 今回はメールで長文を頂いたので返事が長く なってしまいましたが、今後はその辺もやり方を考えようと思います。 それでは。
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