【第32話】※とんでもない勘違い!Fラン学生が認識している一部上場企業とは!?編。 Fラン大学生就職活動実録

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前回のあらすじ
何の仕事も何かしら大変だよね。営業マンの大変さは、同じ営業経験者だと痛いほどよく分かる。
俺の知人にも優しすぎる人がいて、「いやぁ、営業マンが可哀想で、つい買っちゃったよ」とか言うわけ。
「何買ったんですか?」って聞いたら、「車」だって。
あんたそれ3台目じゃない・・・。カモだと思われてるよきっと。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

今日の講座は以上です。皆さんお疲れ様でした。

Fラン大学
Fラン大学生

お疲れ様でしたー!!

新人講師サチコ
新人講師サチコ

来週はちゃんと、模擬面接用のエントリーシート書いてきてくださいね。今日みたいのは困りますよ…。

Fラン大学
Fラン大学生

はーい。
すみません、質問なんですけどいいですか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

あ、はい、どうぞ。何でしょうか?

Fラン大学
Fラン大学生

なんか、この前サークルの先輩に就活の相談したんですよー。その先輩もう内定出てるんで、アドバイス貰おうと思って。でも、その先輩が内定貰った企業が微妙っていうか、何か変なんですよ。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

へ、変…?

Fラン大学
Fラン大学生

はい。なんか少しだけ上場してるらしくて…。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

へ?少しだけ上場…?

Fラン大学
Fラン大学生

そうなんですよ。中途半端ですよねー。その先輩の話を信じていいのか分からなくてー。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

うーん…。先輩は何て言ってたんですか?

Fラン大学
Fラン大学生

えーっと、一部上場?とかなんとか言ってました。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

そ…。それは一部市場に上場してるって意味ですよ…。

Fラン大学
Fラン大学生

???どういうことですか???

ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです【第32話】

※このサイトの記事は【Fラン大学就職チャンネル】の動画から引用・参考にして作られています。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

も、もしかして上場とかよく知らないんですか…?

Fラン大学
Fラン大学生

嫌だなーwww。一応言葉の意味くらいは分かってますよ…。ただ上場の種類?とか詳しいところまでは知らないというか。
つまりは、上場してたら凄い企業ってことですよね?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

す、凄い!?うーん、まぁ、敢えて上場していない企業があるにしても約3,600社しか上場していないわけですからね。
国内の企業数から考えれば凄いですよそりゃ…。
でも、大企業というだけなら、中小企業庁の統計によると、2014年時点で民間の2次・3次産業だけで約11,000社ありますし…。
それに一口に上場企業と言っても色々ありますよ。
マザーズとかJASDAQみたいな新興市場に上場している企業も約1,000社ありますから。

Fラン大学
Fラン大学生

侵攻市場?それ強そうですね。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

強い!?い、いや強いとかじゃないですよ。むしろ一部上場のほうが信用力のある市場ですよ。

Fラン大学
Fラン大学生

一部なのにですか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

あ、いや、「一部」と言うのは、一部分って意味じゃないんですよ。
スポーツで言えば、一部リーグとか二部リーグとかの「一部」です。強いチームは一部リーグで競ってますよね?
それと似たようなもので、相対的に信用力の高い企業が上場している市場ってことです。

Fラン大学
Fラン大学生

ああ、なるほどー。さっきの、マザーズとかなんとかっていうのは何なんですか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

新興市場と言って、一部市場や二部市場より緩い審査で上場出来る市場です。

Fラン大学
Fラン大学生

ダメな市場なんですか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

い、いや、ダメとかじゃないんですけど、傾向的には一部市場に上場している企業よりも若かったり、規模が小さかったりですね。
比較的ビジネスモデルが新しくて今後の成長が期待できる企業も多いのですが、その分アップダウンも激しいですね。
実際、新興市場に上場している企業は毎年入れ替わりが多いですから。

Fラン大学
Fラン大学生

へー。。。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

あと、証券取引所も色々ありますよ。
日本だと、東京、名古屋、札幌、福岡の4箇所ですね。少し前は大阪にもあったんですけど、東京と合併しました。

Fラン大学
Fラン大学生

あ、取引所って1つじゃないんですねー。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

そうですよ。この各取引所にそれぞれ取引市場があるんですよ。
東京証券取引所には、「一部(本則市場)」、「二部(本則市場)」、「マザーズ(新興市場)」、「JASDAQ(新興市場)」。
名古屋証券取引所にも、「一部(本則市場)」、「二部(本則市場)」、「セントレックス(新興市場)」。
札幌証券取引所は「本則市場」、「アンビシャス(新興市場)」。
福岡証券取引所は「本則市場」、「Q-Board(新興市場)」。
となってます。

Fラン大学
Fラン大学生

はぇ~。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

よく「一部上場」って言い方をされますけど、名古屋証券取引所にも市場一部があるので注意です。
まぁ、名古屋証券取引所の市場一部に単独上場している企業って10社もないんで、一般的には
「一部上場」は「東証一部上場」と認識されますが。

Fラン大学
Fラン大学生

さっき、一部上場企業の信用力が高いって言ってましたけど、他とどれくらい違うものなんですかー?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

各取引所がホームページで公表している上場審査基準が一つ参考になると思います。
色々あるので一部分だけ抜粋するとこんな感じですね。

・東証一部
時価総額250億円以上、
連結純資産額10億円以上(単体で純資産がプラスであること)、
直近2年の利益総額が5億円以上か時価総額が500億円以上であること。

・東証二部
時価総額20億円以上、
連結純資産と利益総額は一部と同様。

・東証マザーズ
時価総額10億円以上、
利益基準なし(成長力を評価)

・東証JASDAQ
時価総額5億円以上、
純資産額2億円以上、
直近1年の利益が1億円以上か時価総額50億円以上であること。

この他にも、上場時の見込み株主数や事業年数など様々な審査基準があります。
同じ上場企業でも、市場により審査のレベルにこれだけ差があるんですね。

Fラン大学
Fラン大学生

はーすっごいですね。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

証券取引所ごとにも審査基準は違いますよ。例えば名古屋証券取引所の場合、
・名証一部
時価総額250億円以上、
連結純資産10億円以上(単体純資産がプラスであること)、
直近2年の連結経常利益が5億円以上か時価総額500億円以上。

・名証二部
時価総額10億円以上、
連結純資産3億円以上(単体純資産がプラスであること)、
直近1年の連結経常利益が1億円以上か時価総額500億円以上。

名証一部は東証と大きく変わりませんけど

・名証セントレックス
時価総額3億円以上、
利益基準無し(売上高の成長率を評価)。
みたいな感じです。

Fラン大学
Fラン大学生

あー、東証と比べると、名証は二部と新興市場の審査がかなり緩めなんですねー。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

そうですね。
そういうのもあって、名証セントレックスの上場企業なんて、創業地も本社所在地も愛知と関係ない企業が大半だったりします。
ですから、度々になりますけど、同じ上場企業でも全然内容が変わってくるんですよ。

Fラン大学
Fラン大学生

ふーん。やっぱり、一部上場の企業に就職した先輩は安泰っすねー。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

うーん、全てがそうとも言い切れないんですけどね。

Fラン大学
Fラン大学生

まじですか?理由は何なんですか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

あくまで、過去から現在にかけて決算や財務内容が優れている企業が一部上場企業として残っているというだけなので、
成長性や事業の寿命みたいな将来のことまで保証されているわけではないってことです。
実際、一部上場企業でもシェアを奪われ続けていて、将来的に危うい企業もあります。
ですから、一部上場しているという看板だけを頼りにしないほうが良いですよ。
自分で分析・考察することが絶対に必要です。

Fラン大学
Fラン大学生

うわー面倒くさいですね。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

そうかもしれませんね…。でも、この辺をよく調べないまま就職活動をするのは相当危険というか、
ほぼ運任せみたいなものなので、よく調べておいたほうがいいですよ。
(うちの学生に凄くありがちだけど…(^^;))

Fラン大学
Fラン大学生

まぁそれは考えておきます。
あのー、上場してないけど大企業ってのもあるんですよね?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

はい。沢山ありますよ。むしろ上場していない大企業のほうが多いですね。

Fラン大学
Fラン大学生

そういう企業はダメな企業なんですか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

え!?いや、そんなことはないですけど…。
企業が上場する理由って、資金調達と知名度、信用力の向上が主なんですよ。
そのメリットがあまり無いと考えている企業ならば、別に上場する必要はないわけです。
過去に上場していたけど、自社の株式をTOB(公開買付け)して上場をやめてしまった企業もありますよ。結局、上場というのは企業にとって手段に過ぎないわけで、それが全てでは無いんですねよ。

Fラン大学
Fラン大学生

じゃあ、非上場で知名度の低い大企業とか激アツなんじゃないですか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

うーん…、それもまた難しいところですね。

Fラン大学
Fラン大学生

え?どうしてっすか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

マイナーな企業を優良企業と思い込みがちな学生もたまにいるんですけど、ちょっと軽率だと思いますね。
知名度いが低かったり非上場であることと企業の優良性に相関関係は無いですから、結局分析しないと何も分からないじゃないですか。
上場企業は決算や財務内容を誰でも見られる場所に公開する義務がありますから、ネットで簡単に情報を調べられるんですけど、
非上場企業がネットで一般公開しているとは限らないんですよね。
ですから、傾向的には入社前に得られる情報量が上場企業より限定されちゃうんですよ。
極端な話、その企業にいくら現金・預金があって、毎年いくら利益があがっていて、短期で返済する必要のある借金がいくらあるかすら分からないかもしれないですよ。

Fラン大学
Fラン大学生

あ、それは何となく怖い気がしますね-。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

まぁ厳密に言えば、官報を見たり、法務局で抵当から情報を得たりってことも出来ますけど、それでも調べられる情報は限定されますし、非効率ですし、
就職活動向きじゃないんですよね。
上場企業も入社してみないと分からないことが沢山ありますけどね。非上場企業は更にブラックボックスってことです。

Fラン大学
Fラン大学生

でも、上場企業も粉飾決算とか話題になることありますよねー。

新人講師サチコ
新人講師サチコ

そうですね。何事も100%ということはありませんからね。ただ、上場企業が公開情報の虚偽を行った際のペナルティは非常に重いですからね。
相対的には信用力の高い情報と言えます。
「上場・非上場」、「大企業・中小企業」のいずれにしても、自分で情報を集めて考えることが大切です。
情報が少ない企業には、その分のリスクがあるということを忘れないでくださいね。
一番の敵は、裏付けの無い思い込みです。

Fラン大学
Fラン大学生

やっぱ調べないとダメですかー?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

学生さんは自分の時間を就職した企業に投じるわけですからね。しかも、通常は年単位の投資です。
長期投資するのに企業分析を全くしないのも怖いじゃないですか。面倒でしょうけど、やっておきましょうよ。

Fラン大学
Fラン大学生

なるほど、じゃあしょうがないですねぇ…。
あのー。もう一個質問良いですか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

はい?何でしょうか?

Fラン大学
Fラン大学生

決算とか財務ってどうやって分析するんですか?

新人講師サチコ
新人講師サチコ

え!?そこからですか!?

講師J
講師J

皆さんこんにちは。
また長くなったのですが、今回のご質問はありがちなテーマだったので。
興味の無い人はどうぞ戻っちゃってくださいね。
本編と回答は完全に分割しようと思います。それではいきます。

Jさん、こんにちは。早速ですが、質問です。
自分は高校二年の女子です。
Fさんの動画を見て自分の人生にかかる費用を計算しました。
女性の生涯給料(定年まで働いた場合)およそ二億円。
自分の計算では、65歳には消費額二億円を超えました。
(結婚費用、新生活費用、教育費すべて自己負担)
自分は小中高と私学、大学も私立を考えています。
そのせいもあり、子供にも市立へ通わせたいと考えています。
てきとーに大学に行って、てきとーに就職し、てきとーに結婚して、
まぁ、専業主婦かなという甘い考えが吹っ飛びました。
より、高額な給料の企業に就職するには留学をし即戦力になる能力育成が先決と聞きます。
しかし学生の1年間を使うほどの能力獲得になるのでしょうか。
企業は留学経験に一体どんなことを求めているのでしょうか。
いつも動画楽しみにしています。
お忙しいとは思いますが、回答していただけると嬉しいです。

【留学と就職】
はい。「良い企業(この場合高給な)への就職の手段として考えた場合、留学経験は学生の1年間を使うに値するか。」ですかね。
高校生から大学生にかけて陥りがちな話です。
結論から言います。
新卒で良い給料の企業に就職するというだけなら、多くの場合1年程度の留学経験そのものに大して価値はありません。
まずはこちらをご覧ください。
「日本経済団体連合会(以下、経団連)」というところが毎年公開しているアンケートです。
これは2015年のアンケートです。調査対象は経団連所属企業で、製造業44.6%、非製造業53.4%、従業員数1,000人以上の企業が72.4%、
有効回答数が790社となっています。
経団連というのは、分かりやすく言えば、日本企業の中でも大企業が中心となって組織されている経済団体です。
日本で最も力のある経済団体の1つで、学生の就職活動の時期をコロコロ変えるのもここです。
まぁ良くも悪くも影響力の大きい団体です。
アンケートの中から「留学経験」を探してみてください。
はい、ここです。
少なくとも、アンケートに答えた経団連所属企業790社のうち、0.4%程度しか留学経験を重視しないようです。
もし本当に企業が学生に留学経験を求めているのならば、流石にこの数字は低すぎるように思います。
このアンケート、色んなメディアに載って学生も見るわけですからね。
先に解説しておきたいのは、多くの企業が求めていないにも関わらず、留学経験や資格が就職のプラスになるとか
ならないとかの議論がなぜ今も繰り広げられているのか、です。
Fさん ねっとでもこの辺がごちゃごちゃ語られているから、質問者さんみたいな方が勘違いをされるわけですね。
Fさん 理由は大きくこの3点だとうp主は考えています。
①新卒と既卒の採用基準がごちゃ混ぜになっている。
②留学経験や資格を重視する企業は一部存在する。
③留学経験や資格にも程度がある。
まず①について。
このシリーズでは何度もお伝えしていますが、日本では、新卒・第二新卒は成長性、既卒は現在の業務能力で評価されます。
企業は新卒採用時に、学生が入社後に比較的短期で身につけることの出来る能力や資格を特に重視しません。
入社後に成長していくことを前提に採用するからです。
一方で、新卒で人材を確保出来ている企業は、既卒に具体的な業務能力を求めます。
したがって、既卒の就職では語学や資格、業務経験が直接的に役立ちます。
ここをごちゃ混ぜにしないでください。
新卒は新卒、既卒は既卒の採用基準があります。
次に②。
一部の企業は新卒の採用基準にTOEICスコアなどを指定しているケースもあります。
業務上、語学力がほぼ必須の企業ですね。一部の外資系企業、某ホテルなどが有名です。
ですから、そういう企業の先行では留学経験や語学力そのものがプラス、あるいは前提になると考えられます。
そういう企業が全体のうちどれくらいあるのかは、先ほどのアンケート結果を参考にしてください。
もしかしたら経団連に所属していない企業は留学経験を重視しているかもしれませんが、理屈からすると
その可能性は低そうです。
最後に③。
①で「企業は新卒採用で、学生が入社後に比較的短期で身に付けることの出来る能力や資格を特に重視しない」と言いましたが、
例えば超長期の海外生活や非常に高いTOEIC等のスコア、超高難易度資格だったらどうでしょう。
入社後に”短期”で身に付くことではないですよね。
これはですね、その企業の業務に関わるようなものならプラスになりえます。
このような前提や構造を理解せずに留学・資格を語る方々が多いので、これに関する話はややこしくなってるわけです。
構造をよく理解しておけば、何が必要で何が無駄かの判断もつくようになります。
就職活動に限らずですが、過去の常識や憶測、希望的観測による情報はネットにも現実にも蔓延していますので、
取捨選択のためには構造をよく理解しておくことが重要です。
ちなみに、先ほどのアンケートで注意点が1つあります。
回答者は経団連所属企業ですから、インターンシップで事実上の採用活動をしていることや、学歴フィルターを
設けていることを隠して回答している企業が多そうです。
その辺の数字はあまりアテにならないと思います。
それでは本題です。
お金の稼げる企業に就職するにはどうしたら良いか。
業界と職種でお給料が違うので、まずはその辺をご自分で調べたほうが良いと思いますよ。
実際に調べれば、留学経験と無縁な業職種でも高給なケースが沢山あると気づくはずです。
多分調べてないでしょう?
企業によっては、入社後の配属には語学力が絡んできたりもするのですが、そこまでお話するともっと長くなるので置いておきます。
どの業職種に就職するかは質問者さんにお任せしますが、多くの場合はアンケートの上位にある能力が重視されます。
まぁ、耳たこでしょうが、まずはコミュニケーション能力なんですよ。鬱陶しいですよね。でもちゃんとした理由があるんです。
実際働いてみると分かるんですけどね、1人で完結出来る仕事ってほとんど無いんですよ。
私はは法人・個人営業も内勤も経験していますし、今も全く別の仕事をやっているんですけど、
大体の業職種は社内外の誰かと接しないといけないんです。
だからコミュニケーション能力って、ほとんどの仕事に必須な「業務能力」なんですね。
留学と比較して考えてみましょうか。
仮に1年留学しても、所詮1年の経験でしょう。
でもコミュニケーション能力って、言い方を変えると「数十年分の対人経験」なんですよ。
いやもう全然重みが違いますよ。
何百人と学生見てきましたけど、コミュニケーション能力の低い学生のリカバリーには半端じゃない労力と時間がかかります。
コミュニケーション能力ほど短期でどうにか出来ない能力はありません。
短期でどうにかなった学生もいましたけど、結局、元々出来たか落ち込みの少なかった学生に過ぎませんでした。
ですから、企業はコミュニケーション能力を入社前に求めるんです。入社後に”短期”で身に付けられる能力じゃないわけですから。
勘違いしがちですが、「うぇーいwww」ってする能力じゃありませんよ。
暗かったり、口下手な人を”コミュ障”と言う人もいますけど、全くもって全然違います。
フォーマルな場で、大人と”正確”に意思疎通する能力です。これが最低限必要なんです。
明るくて元気だけど、大人と上手く意思疎通が出来ない人、ノリが子供っぽくて大人とかみ合わない人は沢山います。
コミュニケーション能力が低いのはこういう人達だとうp主は思っています。
大人と意思疎通する能力があった上で快活な学生はベリーグッドですけどね。
留学経験そのものには時間ほどの価値はありませんが、留学をするなと言ってるわけじゃないです。
もし留学するなら、目的を持ってしましょう。それこそ、アンケートの上位にあるような能力の向上に繋げられると良いです。
改めてアンケートの下位を見てください。「クラブ・ボランティア活動」、「ゼミ・研究」とか、具体的な経験そのものは重視されていないことが
よく分かるでしょう。
何をやったかよりも、何を学んだかなんですよ。
それが無ければ、面接で何を語ろうが上滑りするだけです。
ちなみに、僕は学生時代、留学や資格に目もくれずコンクール用の論文を執筆してました。
これもやはり、論文を書いたという事実はどうでもよくて、うp主が弱点だと自覚していた学力と論理性を改善させるための取り組みでした。
卒論を含め4年間で3本執筆しました。そこそこ引きこもりだったと思います。
何かに取り組むならば、自己成長に繋がるような目的を持ちましょう。
目的が曖昧なままの留学ってただの趣味、海外旅行ですよ。残念ながら、大学生にありがちですね。
回答は以上となります。
頑張ってくださいね。
それでは次回お会いしましょう。

続く。

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