あの会社の面接マジで圧迫だったわ。
マジで?俺来週そこ面接なんだよなぁ…。
いや、止めといたほうがいいぞほんと。圧迫面接する会社とか、絶対まともじゃないから。
うわー、キャンセルしよっかな…。
え、圧迫面接?
ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです【第44話】
※このサイトの記事は【Fラン大学就職チャンネル】の動画から引用・参考にして作られています。
あの会社の面接マジで圧迫だったわ。
マジで?俺来週そこ面接なんだよなぁ…。
いや、止めといたほうがいいぞほんと。圧迫面接する会社とか、絶対まともじゃないから。
うわー、キャンセルしよっかな…。
え、圧迫面接?
ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです【第44話】
※このサイトの記事は【Fラン大学就職チャンネル】の動画から引用・参考にして作られています。
はい…。圧迫面接なんて私は経験したこと無いですけど、そんなことをする企業が本当にあるんですか?
あるよ。面接官が学生の話した内容をバカにするとか、威圧的に受け答えするとかが代表的。
酷い!
まぁただ、学生が言うほど過激な圧迫面接をする企業なんて多くないと思うけどね。
そ、そうなんですか?
企業も商売だからね。例えば、個人向けに商売している企業なら、将来の顧客になる可能性のある学生達に嫌なイメージを持たれたら損失でしょ。今はSNSもあるわけだしね。だから、そういうリスクを理解している企業なら、意味も無く酷いことはしないよ。
ですよね…。で、でも、現に学生さんが「◯◯の会社は圧迫だった~」みたいなことよく言ってませんか?てっきり、圧迫面接ってよくあるのかと思ってたんですけど…。
圧迫面接については、毎年学生の話を聞いてると面白いよ。
な、なんですか?
この大学の学生達が、同じ業界や企業の選考を受けることって珍しくないでしょ。
ああ、そうですね。みんな、割と似たような企業受けてたりしますよね。有名どころは特に…。
同じ年に同じ大学から同じ企業の選考を受けたのに「圧迫面接だった」って言う学生と「普通の面接だった」って言う学生がいるわけ。
えぇ!?な、なんでそんなことが…。
その原因は主にこの3つじゃないかな。
①面接官により、圧迫したり、しなかったりする。
②学生により、圧迫されたり、されなかったりする。
③学生により感じ方が違う。
①面接官により、圧迫したり、しなかったりする。
①については、単純に企業の面接方針が一貫されてないというか、面接官にやり方を任せちゃってるケースだろうね。
え、面接のやり方って、面接官に任されてるんですか?
いや、企業により違うよ。だから例えば、大まかに何を重視するか上から言われて、後は面接官にやり方を任せちゃうってこともある。
け、結構ざっくりしてる企業もあるんですね…。
面接官の思うようにやらせた結果、圧迫面接になるということもあるだろうね。
それって、どの面接官に当たるか運ですよねぇ…。
まぁね。面接官も色々だからね。強面とか、声が怖いとか、そのつもりがなくても圧迫っぽい雰囲気作っちゃう人だっているよ。これに限った話でもないけどね。人間が面接をするんだから、学生と面接官の相性もあるし、どうしたって運は絡むよ。
②学生により、圧迫されたり、されなかったりする。
②については、面接方針について何かしら指示があるケースだね。
指示ですか?
例えば「気が弱そう、ストレス耐性が無さそう、感情のコントロールが出来なそうな学生に対しては、意図的に揺さぶりをかけて反応を探るようにしてください。」とか。
ええ!?
一方で、こういう懸念が無さそうな学生に対しては普通に面接する。
懸念って言いますけど、どう判断するんですか?
例えば、1~2次面接での評価、学生の見た目、受け答えとか。弱そうに見えて実は芯の強い学生もいるし、そういうとこも含めて面接したいってことだね。
ちょっと学生さんが可哀想ですけど…。
そうかな。この辺に懸念があったら試すのは当然だと思うけど。どんな企業でも社内外でそんな経験の1つや2つあるわけだし。そこでショックを受けて機能停止になったり、キレたりしてたら仕事にならないよ。
う、うーん。そうかもしれませんけど…。
ヒステリー起こして突発的な行動する学生とかマジでいるから、そういう学生採用するほうがよっぽどシャレにならないよ。そういう明確な意図があって圧迫面接をすることもあるよ。
③学生により感じ方が違う。
最後に③。これも結構多いんじゃないかと思う。同じことを同じように言っても、人により感じ方が違うこともあるよね。
あ~、それは分かります。ありますよね。
例えば、面接官が「もっと具体的にお話し頂けますか?
」みたいな感じで学生の話を掘り下げたり「それだと、さっきの発言と矛盾していませんか?」みたいに、率直なコメントで学生の考えを引き出そうとすることもある。
面接官に圧迫面接する意図は無くて、純粋にその学生を理解するためにやっていたとしても「否定された」と感じる学生もいるだろうし「あ、もっと具体的に話していいんだ。自分に関心を持ってくれてるのかな」と捉える学生もいる。
その場の雰囲気により、どっちとも捉えられそうな感じですね…。
その通り。同じ言葉でも、前後の文脈とか、言い方、その場の雰囲気、聞き手の精神状態などで意味や感じ方が変わる。面接中の学生は緊張しているし、面接官とは大体初対面でしょ。日常生活では普通に受け止められる言葉も、面接という特殊な状況では違った感じ方をしてしまうということもあると思うよ。
言われてみれば、そんな状況なら無理も無い気がしてきました…。
他に考えられるのは、極度に打たれ弱いとか、著しく対人能力が低い学生の被害妄想かな。
そ、それは分かりませんけど…。
ほら、足切りされてるだけなのに、学歴フィルター云々って被害妄想してる学生もいるくらいだから、面接の印象なんてもっとだよ。思いっきり主観だし。
うっ…!
まぁ企業も色々だから、特に目的も無く、一貫して酷い圧迫面接をするようなとこも一部あるとは思うけどね。全ての学生が口を揃えて「圧迫だった」と言う企業って、俺の経験だとそんなに多くないね。
だから「◯◯の企業は圧迫面接」という情報があったとしても、それはあくまでその学生個人の体験や感じ方であって、別の学生は全く違うかもしれない。そんな曖昧な情報を信じ込んで企業の選考を回避するのは、ただの自滅だと思うけどね。
そうですよね!受けてみないと始まらないのも事実ですし!
仮に明らかな圧迫面接を受けたとしても、面接官も仕事でやってるだけだよ。たまに面接官の憂さ晴らしとか言われるけど、採用活動の体制が整備されている企業なら、面接官の面接内容もそれなりに管理されているんだよ。企業の指示も無いのに、自分の社内評価かけてまで下手なことしないよ。圧迫しろって指示されたら、仕事としてやるだけだよ。学生も、仕事のためのテストと割り切ることだよね。お互い仕事なんだよ。嫌な相手に対してもちゃんと対応するなんて、コンビニのアルバイトもやってることなんだしね。それにしても、君本当に圧迫面接を受けたこと無いの?
ええ、無いですよ!そうですね、強いて言えば、何を言っても怒鳴られたり、無視されることならありましたけど…。それって私の成長を考えてやってくれたことだと思うんですよね!
…まぁ、面接官は圧迫しているつもりなんだけど、学生側があんまり気づかないってこともあるかもしれないね…。
???
続く。
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