おはよ。
おはようございます!!!
…何か、いつにも増してうるさいね。
ひどっ!
ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです【第54話】
※このサイトの記事は【Fラン大学就職チャンネル】の動画から引用・参考にして作られています。
あぁ。そういえば先日、キャリアアドバイザーのセミナーを受けに行くとか言ってたね。
違いますよ。
え、違ったっけ。
おはよ。
おはようございます!!!
…何か、いつにも増してうるさいね。
ひどっ!
ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです【第54話】
※このサイトの記事は【Fラン大学就職チャンネル】の動画から引用・参考にして作られています。
あぁ。そういえば先日、キャリアアドバイザーのセミナーを受けに行くとか言ってたね。
違いますよ。
え、違ったっけ。
ハイパーキャリアクリエイティングアドバイザーの方のセミナーですよ!
いやー勉強になりましたよ!大学生の就職支援をするなら、まず「仕事を通じて何をしたいのか」「なぜ働くのか」「どういう生き方をしたいのか」というところから啓発してあげないといけないって!
へぇ。
Jさんのせいでささくれた私の心に凄い響きました!さっそく4年生の就職支援に活かしていこうと…
活かせないよ。
…え?
4年生には活かせない。
ど、どうしてそういうこと言うんですか!?
君が言ってるのは「内的キャリア」ってやつだね。
内的キャリア?
何にやりがいを感じるとか、どういう生き方をしたいかとか。
あ、そうです。そんなことをハイパーキャリアクリエイティングアドバイザーの方は仰ってました…。
日本でキャリア支援っていうと、一般的には「外的キャリア」、つまり就職みたいな目に見えるものがイメージされるけど、内的キャリアから支援するべきっていうのが、キャリアの教科書的な考え方。
それは正しいんじゃないですか?まず働く意味とか、どういう生き方をしたいのかって、考えた方がいいと思うんですよ!
学生の状況による。
状況?
就職活動が本格化してからそんなこと考えても手遅れでしょ。時間が無いのに、「どういう生き方をしたいんですか?」なんて言われたところで、そう簡単に思いつくわけないじゃん。一時的な思い込みしか生まれないよ。もっと時間的余裕のあるうちに内的キャリアを考えるのは良いと思うよ。でも、そういう状況じゃないのに「なぜ働く」とか「なぜ生きるか」なんて、哲学的なことばかり考えるのは危険。だって、“自分探し”してる間に企業がエントリーをガンガン締め切っていくからね。キャリアアドバイザーも色々だけど、必ずしも新卒を専門としている人ばかりじゃないし、現代の就職現場を見ているとも限らないわけ。実際、年寄り多いし。一昔前の常識は知っていても、今の新卒就活のスケジュールがどれだけタイトなのかちゃんと把握していない人もいるよ。今の4年生に内的キャリアを考えさせるなんて、悠長すぎる。それに影響を受ける人もね。
うっ…。
就職支援は、短期・中期・長期に分けて考えるべき。内的キャリアの啓発は、中・長期支援だよ。だから、少なくとも4年生には使えない。混乱させて、余計な時間食わせるだけだよ。
で、でも、何も考えず「とりあえず」で就職するのは問題がありますよ!
「とりあえずの就職」=「何も考えてない」とは限らないでしょ。
へ…?
そりゃ、自分の内的キャリアがキッチリ定まっていて、それに適合する企業に就職出来たら1つの理想とは思うよ。でもさ、社会経験を積む前に内的キャリアを熟考したところで、就職するのは前と後で考え方って変わるでしょ?
た、確かに変わります…。
それはとても自然なことだよ。就職前と後じゃ、どう考えたって情報量が違うんだから。就職後にどうせ考え方が変わるんだから、就職後の選択肢が広い就職を「とりあえず」するってのも、1つの戦略だよ。就職前に内的キャリアを考えてないし、「とりあえず」の就職ではあるけど、何も考えてないわけじゃないでしょ?
そ、それはそうかもしれないですね。選択肢が広い就職って、つまり…。
スキル・ノウハウで考えるか、職歴で考えるかにもよるけど、まぁやっぱり業界大手って肩書は転職市場でも強いよ。あ、4~50代とかになったら話は別だけどね。どれだけ内的キャリアを啓発したところで、企業や仕事を選べない人達には関係の無い話でしょ?
選べない人達?
例えば、既卒になってから「最大手でスケールの大きい仕事がしたい」なんて気づいても、厳しいでしょ。大手の総合職なんて圧倒的に新卒採用枠が大きいんだから。もっと例をあげれば、30歳の職歴無しニートになってから、「◯◯でバリバリ働きたい」なんて考えだしたところで、積み上げてきたものが何も無い中年を雇用する企業は限られる。自分の内的キャリアを満たすためには、多くの場合、仕事や企業を選べる立場になる必要があるんだよ。自分達の希望とは別に、就職市場のシステムってのがあるんだからさ。これを無視してキャリアを論じることは出来ない。教科書的な理想は、まず内的キャリアを考えて、それを満たす就職先(外的キャリア)を選ぶこと。多分、そのキャリアアドバイザーもそんな感じのこと言ってたんでしょ?
は、はい…。ハイパーキャリアクリエイティングアドバイザーですけど…。
でも現実的には、とりあえず選択肢の広い就職をして、社会経験と実務経験を積みながら内的キャリアも考え直し、改めて外的キャリアを選び直す。って流れがベターじゃないかと思う。いずれにせよ、まず選べる立場にならないことには、どれだけ内的キャリアを考えても絵に描いた餅。実行力が伴わないと意味ないよ。
じゃ、じゃあこの時期の4年制に私達が言うべきことは…?
真面目にESを書く。提出する。面接対策をする。それを続ける。内的キャリアの出る幕なんてないよ。
えぇ~…。
どうしてもやりたいなら、1~2年生向けにやれば?その時期の学生がどこまで真面目に考えるか知らないけど。
そ、そうしてみます…。でも、「働く意味がわからない」とか、「やりたいことが無い」って言う学生さん多いじゃないですか。
多いね。
それだけならまだいいんですけど、「だから就職活動をやる気がしない」って学生さんもいますから…。
そういう学生こそ、「とりあえずの就職」をするべきなのにね。戦略も無いのに目先の疑問を理由にレールを外れると、自分が本当にやりたいことを見つけた時、実行することが出来ない可能性もある。ちょっと考えれば分かることだよ。よっぽど明確な意志と戦略が無い限り、疑問を持ちつつもレールに乗っておいた方が軌道修正は楽だよ。将来的に軌道修正することを前提にして、とりあえずレールに乗っておけばいいと思うけど。
そ、そうですかねぇ…。な、何か、セミナーで聞いた話と真逆すぎて…。
既存のシステムを無視すれば、いくらでもキラキラとした希望的な話は出来るよ。でもそれ、何の根拠も無いし。結局気休めなんだよね。現代の新卒就活を何も知らない大人がやりがち。あるいは、君が聞いてきたセミナーみたいに、大衆向けの話もそう。キラキラした話は敵を作らないから。でも、俺達が相手にしてるのは夢見る小学生じゃないからね。システム的にどうなのかって観点は必要だよ。
殺伐としてますよぉ…。
チーッスwww
あ、おはようございます。
おはよ。
二人とも早くないッスかー?出社なんて始業時間ギリギリでいいのにー。何の話してたんスか?
働く理由とか、仕事を通じた自己実現とかの話。
は?働く理由なんて生活のため以外無いっしょw自己実現はプライベートでやれば良くないッスか?
…。
これも立派な働く理由だし、無理に仕事で何かを見つけさせる必要性も無いと思うけどね。
続く。
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