【第41話】※努力でどうにかなるのか!?現実を突き付けられて絶望しか無い… 編! Fラン大学生就職活動実録



本日の講座は以上です。お疲れ様でした!

お疲れ様でしたー!
あのー質問いいですか…。

はい!なんでしょうか!

ちょっと相談っていうか、聞きたいんですけど。

はい!どうぞ!

お話聞いてると、努力でどうにかなるみたいなことばっかりですけど、僕達って事実上詰んでませんか?

ええっ!?

大学生になった今になってそんな現実突きつけられても絶望しかないんですけど。

そ、そんなつもりじゃ…。
ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです【第41話】
※このサイトの記事は【Fラン大学就職チャンネル】の動画から引用・参考にして作られています。

サチコさん、お疲れ様!
頑張ってるようじゃないか。

あ、課長、お疲れ様です…。

おっと、相談を受けている最中だったかな?

あ…、はい!

ん?どうしたんだい?

あ、ああ!いえ!なんでもないです!本当に!タダの相談ですから!(^^;)

いや、これまでの話聞いて思ったんですけど、就活って、結局才能やこれまでの育ち方みたいな環境によるところが大きくないか?って…。

(ひぇー…か、課長にはやめて~~~!)心の声。

例えば、ルックスなんてその最もたるものですよね。
確かに清潔感を保つことで減点を無くすことが出来るにしろ、イケメンが有利なのは間違いないでしょ?

そ、そういう評価をする企業もあるだろうねぇ…。

学歴フィルターがあるのも事実なんですよね。仰ることが本当なら、うちみたいなFラン大学からでもまともな企業に就職することが出来るみたいですけど、高学歴に比べたら不利なのは間違いないんでしょう?

有利か不利かと言われたら…不利だね。い、イエス、Yes。

それに、基礎学力で遅れをとってる僕達みたいな学生は、そこから改善させていかないといけないんですよね。
だけどだらしないから、なかなか継続が出来ないと。
分からないことも多くて学習に強いストレスを感じる。
その結果、筆記試験やESに一定の水準を求めるような企業からは足切りされる。

Yesです、はい…。

(か、課長…。)心の声。(;´・ω・)

自分の人生にも当事者意識を持ってないから、先送り癖と相まって何に対しても遅れを取ってしまう。
スタートダッシュが肝心な就活において、これもかなりのハンデなんですね?

それもYes。

(お願いだから怒らないで…。)心の声。(´;ω;`)

そして、そういう重い問題を抱えた学生に対して大学側も付きっ切りで教育なんてしない。
精々こうして講座を開くくらいで、重い問題を抱えている学生は自分でどうにか立ち直るしかない。

YesYesYes。www(笑)

(うわぁ、もうやめて~~~~~><!)心の声。

要するに、重い問題を抱えた学生は、これまでの人生の過ごし方そのものがダメだから、今から挽回するには相当の努力が必要ってことでしょう?
でも、僕達はその努力が出来ないんですよね?
大学も何もしてくれない。
それじゃもう詰んでませんか?
ダメな人はダメなままって言ってるようなものじゃないですか。
無職になって死ねって言うんですか?
それでも教育機関なんですか?どうにかしようって思わないんですか?

が、学生さん、後でまたお話しましょう!!

いや、今日はもう帰ります。嫌な話聞いて吐き気がするんで。

そ、そう!またね!
あ、あのぉ課長…。

なんだい?

い、いや!課長が何も仰らなかったので…。逆に不気味な感じが・・・。

へ?なんで?

い、いや、いつもだったらこう…。

ああ、ファイアしちゃうか心配だったんだね?

あっ、いや!そういうわけじゃないんですけど!

オーライ。まぁ、ああいう剣幕で来る学生はたまにいるからね。
他にも、自殺するとかしないとか、色々ね。慣れてるさ。

は、はあ…。

サチコさん、人を教育するためにはね、膨大なエネルギーが必要なんだよ。

は、はい…。確かにそうですね…。

私のエネルギーも無限ではない。万事において全力というわけにはいかないのさ。

は、はぁ…。えーっと…?

つまりね、さっきの学生は、少なくとも今は何も言っても無駄ってことさ。

む、無駄!?Σ(・ω・ノ)ノ!

そう。人間の話というのは、いくらでも曲解出来てしまうんだからね。彼のような精神状態の人間に、前向きなこと、建設的なこと、理屈、叱咤激励したところでね…。
「ダメな人はダメなまま」か…。
あんまり言いたくはないけどね、こういう気の毒な学生がいることも認めなくてはいけないね…。

えええ!?
でも、私達が諦めたら終わりじゃないですか!
と、というか、別に諦めるほどの状況じゃないですよね!?

まぁね…。君が言う通り、学生が腐るほどの状況ではない。
今からだって、努力でリカバリー出来ることは沢山ある。
学歴フィルターだって、別にそこまで厳しいものでもないし。

で、ですよね!?

状況だけならね…。学生がやれれば、の話さ。

…。
大学は教育機関ですよね?

Yes。研究・教育機関だ。

で、ですから、さっきみたいな学生さんをどうにかするのも、私達の役目なんじゃないですか?

まぁ私達は職員だから、本来は教育まで踏み込むべきではないんだが…。
教員にしたって、サチコさんみたいな考え方をしている人は珍しいと思うよ。
自分の研究もあるわけだし、教員は教育よりも研究成果で評価されるのだからね。

とは言っても、教育もお仕事のうちですよね!?

勿論さ。全ての教員が教育を放棄しているわけではないよ。ちゃんと教育している教員もいる。

は、はい…。

でもね、大学教育を享受出来る学生と、出来ない学生がいるのさ。

え?どういうことですか?

1日は24時間しかないし、エネルギーも無限ではない。
さっきも言ったけどね、自分の研究と大学の講義、その他様々な業務を抱えている教員が教育に割けるリソースには限りがある。
したがって、全ての学生をどうこうするのは物理的に不可能さ。
そういう現実がある以上、教育機会というのは奪い合いだよ。
「大学から」ではなく、「学生から」じゃないといけない。
大学教育というのはね、学生の主体性を前提としたものが多いんだ。
この大学にも放置されている学生はいるだろう。自ら機会を得ようとしなければそうなる。当たり前のことさ。
一方で、積極的に機会を得ようとしている学生もちゃんといる。彼らの大学生活が充実し、成長していくのも当然だよ。

そ、それなら、さっきみたいな学生さんにも機会を…。

サチコさん。教育機会を得るためにはもう1つ重要なことがある。

な、なんでしょうか?

教育側に過度なストレスを予感させないことさ。

どういう意味ですか?

仮に、さっきみたいに諦めてしまった学生と、まだ諦めていない学生がいたとしようか。教育をするなら、どちらの学生を重視すべきだろうか?

えええ!?そ、それは2人とも…。

サチコさん。現実的に考えてくれ。
人の精神をケアすることの負担を知らないわけじゃないだろう?キリが無いこともね…。
先ほどの彼のように、勝ち筋を知った上で諦めてしまっている。そういう学生を前向きにする…。
これは、とても大変なことだよ。

そ、それはそうかもしれませんけど。。。

一方で、この大学にはそこまで重い問題を抱えていない学生もいる。
限られたリソースをどちらの学生の教育に割くのが合理的か考えるまでも無いだろう。
大学というのは教育機関でもあるが、半分は実社会なんだよ。
実社会でも、関わることで過度なストレスが予感される人間は無視や放置の対象だろう。
全員が落ちこぼれないように配慮した教育をするのは義務教育までだよ。
先ほどの学生のように、自分の”病み”を周囲に撒き散らすくせに面倒を見てくれというのは、まだ義務教育気分が抜けてないのさ。
教育側の事情を無視した非現実的な主張だよ。
あそこまで突っ張るなら、それこそ誰の手も借りず独力で努力すべきさ。言ってることとやってることが矛盾している。
大学で教育機会を得たいなら、まず主体的であること。
その上で、前向きであったり、精神に問題を抱えていないことが能力以上に重要だと思うよ。

・・・。(言葉が出ない・・・。)

まぁ、機会を得たいなら、さ。別にそんなの無くても問題無い学生だっているだろうしね。
我々からしたら、どっちでもいいのさ。既に主体的な学生の相手で手一杯なのだから。
サチコさんはサチコさんのままで良いと私は思っているけどね…。
そういう学生にも自分から関わろうとする君みたいな人材は貴重だと思う。
ただ、学生が全ての教職員にそれを期待しても肩透かしを食うだけさ。
君も、あまり無理をし過ぎないようにね。君が病んでしまったらいけないからね。

は、はい。
続く。
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